クリスタルのような純粋さと、甘みと苦みのあるオレンジの皮の絶妙なハーモニーによる繊細な味わいのオレンジリキュールとともに、コアントローのボトルはそのデザインのポップさ、先進性が広く愛されてきました。独特なスクエアシルエットとアンバーカラーのガラスが特長的なオリジナルボトルは、それまでの既存観念を打ち破ったのです。
新デザインとなってリニューアルされたボトルをブランドの新たな象徴として、コアントローは新時代へ。
新デザインボトルの紹介
ラベル
ブランド史上初めて、オレンジが主役のラベルに。さらに、コアントローの最初の蒸留所をモチーフにしたイラストが施されています。エンボス加工の部分にはコアントローが造られる銅製ポットスチルをモチーフにしています。アーチ形の入り口には、メゾンの創業年と創業地を示す「アンジェ 1849年 フランス」の文字が。“Harmonie d’esprit d’écorces d’oranges douces et amères(オレンジピールの甘味と苦味のハーモニー)”の引用文は、リキュールのコアとなるオレンジピールのほどよい甘さとビターさの完璧なバランスを表現しています。
ボトルの形状
新ボトルは従来のものより4ミリ高くなり、持ちやすくなりました。スリムになったボトルは持ちやすくなった一方で、シルエットに優美さが加わりました。ひときわ目を引くエッジのきいたシルエットには、オレンジピール、アルコール、水、砂糖というシンプルながら奥の深い4つの原材料をイメージしています。その結果、シンプルさと誠実さ、コアントローのフレーバーのバランスの良さが感じられる形状に仕上げられています。
ボトルの側面
ブランドの最初の蒸留所「アンジェ蒸留所」を飾るステンドグラスをモチーフにした模様は、メゾンの歴史に敬意を示すとともに、エレガントな印象を添えています。さらにはボトルが持ちやすくなる効果も。
キャップのデザイン
アンジェ蒸留所に並ぶ銅製ポットスチルへの賛辞を表すボトルのキャップには”蒸留酒製造者”としてのブランドのサヴォア・フェール(職人の叡智)を物語るデザインモチーフになっています。キャップの表面にはオレンジの皮を描いたエンボス加工に。この仕上げは見た目だけでなく、まさにオレンジの皮のように凹凸によってキャップが開けやすくなる効果も実現しました。
リボン
従来レッドだったリボンを、オレンジ色と銅色に刷新し、リキュールの核である生き生きとした"黄金の果実”への敬意が込められています。
メダル
銅色のメダルの中心は今もなお、ラ・メゾン・コアントローの創業年である「1849」が記されています。さらにその周りを創業地「アンジェ・フランス」の文字が囲んでいます。
ボトルの原料
新ボトルの3分の2がリサイクルガラスです。フランスでのリサイクルグラスを調達する難しさを考えると、これは実に大胆なチャレンジです。象徴的なアンバー色のガラスはボトルのシルエットを際立たせるとともに、フランスだけでなく周辺のヨーロッパ諸国から集めてきた原料の貴重さを物語っています。